MM総研は3月13日、2016年度までのスマートフォン市場規模の予測を発表した。これによると、2011年度の携帯電話の出荷台数は前年比11.3%増の4,190万台、うちスマートフォンの出荷台数は2,340万台となったという。
同社はスマートフォンの出荷台数は総出荷台数の55.8%を占め、通期で初めてスマートフォンが過半数に達する見通しとしている。
2012年度以降の総出荷台数は、2012年度が4,060 万台、2013年度が4,100万台、2014年度が4,210万台、2015年度が4,095万台、2016年度が4,265万台となり、4,100〜4,200万台規模で推移すると予測されている。
2012年度以降のスマートフォン出荷台数(スマートフォン出荷台数比率)は、2012年度が2,790万台(68.7%)、2013年度が3,080万台(75.1%)、2014年度が3,340万台(79.3%)、2015年度が3,355万台(81.9%)、2016年度が3,555
万台(83.4%)となり、スマートフォンの普及が進むことが予測されている。
2011年3月末のスマートフォンOS別契約数シェアはiOSが49.6%、Androidが40.4%だったが、2011年12月末時点のシェアはAndroidが58.1%、iOSが37.2%とAndroid
が逆転している。2011年10月に発売されたiPhone4Sはソフトバンクモバイルに加えてauからも発売されることになったが、iOSが再び過半数のシェアを占めることは困難であり、AndroidがOS
別シェアでは首位を維持すると同社は見ている。Windowsは2012年度の発売が予測されるWindows Phone8による巻き返しが注目される。